高精度切削加工
切削加工とは、板材・ブロック材・丸棒から材料を削り取る加工方法の一つです。マシニングセンター、ロボドリル、NC旋盤、汎用フライスなどの機械を使用して、樹脂を切断・削る・穴を開ける工程を行います。
切削加工には、大きく2種類あります。
主な切削加工
- 旋盤加工:加工物を高速回転させ、刃物を当てて加工します。
- フライス加工(転削加工):加工物を固定し、刃物を回転させて加工します。
切削加工の特徴としては、金型が不要で、多品種・小ロットの生産に適している点があります。また、表面の滑らかさ(面相度)や寸法精度を高めることができるため、高精度の加工が可能です。
滝本技研工業公式YouTubeでは、NC旋盤を使用した旋盤加工を紹介しています!加工の工程や技術を詳しく解説しており、旋盤加工の理解が深まる内容となっています。
さらに、他にも様々な加工技術や機械を取り扱った動画を多数公開していますので、ぜひチャンネル内の他の動画もご覧ください!これらの動画を通じて、切削加工の幅広い技術や応用例を知ることができます!
NC旋盤とは、プログラムによって主軸や刃物台を制御しながら加工を行う機械です。プログラム作成時には、刃物の各軸に対する座標を指令して加工を進めます。
主軸台から刃物台を見た際、刃物台の摺動面に平行な軸をX軸、X軸に垂直に交わる軸をY軸、そして前後方向の軸をZ軸と呼びます。
旋盤加工で使用する刃物は、ホルダーチップを固定した刃物を刃物台にセットし、切削作業を行います。刃物を取り付けたら、まずは刃物の高さを調整します。この高さ調整は、刃物の下に敷板やシムを挟んで行います。高さがある程度合ったところで、実際にX軸方向に削り、中心に削り残しが出ないか確認しながら微調整を行います。
滝本技研工業のNC旋盤やその他の切削加工機については、こちらのページで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

旋盤加工で使用する刃物は、ホルダーチップを固定した刃物を刃物台に取り付けて切削を行います。刃物を取り付けた後は、必ず刃物の高さを調整します。
刃物の高さは、敷板やシムなどを刃物の下に挟んで調整します。高さが正しくないと、加工精度に影響が出ます。例えば、刃物の高さが低い場合は、加工物の中心に「ヘソ」と呼ばれる突起が残り、刃物の高さが高い場合は、加工物が盛り上がった形状になります。刃物が高すぎると、切れ刃が加工物の上側に来てしまい、寸法精度や表面仕上げに悪影響を及ぼします。
良好な加工を行うためには、刃物の高さをしっかりと調整することが非常に重要です。

加工を行う際は、主軸の回転数、刃物の送り速度、加工物への切り込み量など、さまざまな条件を考慮して最適な加工条件を決定します。これらの条件は、ある程度の基準に基づいて設定しますが、実際には加工する素材の硬さや使用する刃物の切れ味、刃物の突き出し量などによって変わるため、実際に加工した結果を見ながら、最適な条件を探っていきます。
滝本技研工業は、昭和46年の創業以来、長年にわたって培ってきた高い技術力と柔軟な対応力、提案力を強みとしています。さらに、豊富な材料在庫を基に、最適な素材選びから加工方法の提案まで、設計から納品まで一貫したサポートを提供いたします。
滝本技研工業の加工製品や設備の詳細については、こちらのページでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。




